毎年受検だから判ったリスクの上昇が検査をする判断材料に

(60代後半) | 男性

  • 胆嚢がん

1年に一度同じ季節にN-NOSEを受けています。1年目、2年目はA判定でしたが今年の3回目が高リスクのD判定でした。

もともと内臓のエコー検査で胆嚢の壁が少し厚く固くなる所見が出ていたのですが、そのような場合そこにがんが生じる事が時々あると医師から言われていました。今すぐ取る必要はないので様子をみましょうかというタイミングで、N-NOSEの結果が高リスクのD判定になりました。

リスクが高くなっているという事であったので、がんがあるのか真剣に探そうと思い、まずはPET検査を受けました。PET検査の結果が出るまでの期間、胃カメラ内視鏡、血液検査で前立腺がんの腫瘍マーカーの検査もしました。PET検査の結果は、胆嚢に若干の集積ありだが、この程度であれば深刻なものとは言えないという所見でした。がんである、と確定した訳ではないが、N-NOSEのリスク判定が高くなったという状況もあったので、当初様子を見ましょうと言われていた胆嚢も、早いうちに摘出手術を受ける事にしました。そして摘出した胆嚢を検査したら、ステージⅠ以下の小さながんが見つかった事が判りました。
初期でしたが、一部少し深く胆嚢の中に下りているがんがあった為、周辺のリンパ節の転移が無いかも調べましたが、転移はありませんでした。

私の場合は、胆嚢にがんがあるから、手術をしましょうではなく、たまたま取った胆嚢にがんがあった。じゃあ予定を早め手術で取りましょうか、と判断に至った根拠はPET診断ではなくN-NOSEの数値でした。当然その数値だけが100%信頼出来るものではないでしょうが、私のように経過観察し数値が上がった事がきっかけで真剣に探せば見つかる可能性はあるだろうと感じています。

私は1年1回N-NOSEで検査を受けていましたが、何度か高い判定になる時や、私のようにポッとあがった場合は、毎年受検だから判ったリスクの上昇が検査をする判断材料に。線虫検査、PET検査や腫瘍マーカーにせよ100%確実なものはありませんし、そのような100%のものがあれば皆さんされますしね。
臓器によって、得意・不得意な検査もありますし、PET検査や血液検査で検出できないレベルでも、線虫は反応する可能性はあるんじゃないかと思っています。

がんは進行してから治療するよりも、早期で発見と治療ができれば費用対効果が高いですよね。私は胆嚢絡みのがんに関しては、検査と入院手術はかかりましたけれど、かかった費用はそれで終わりです。お腹が張っているや、調子が悪いという事が全く無く、手掛かりはN-NOSEの数値、若干のPET検査の所見でした。

エヌノーズご受検者より頂いたコメントを編集し掲載しています。

がんを経験された方へのインタビューは当社が実施し、編集・構成をしています。治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

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