
心に寄り添い、体を支える。
その人らしく生きる医療を
名古屋がん中央クリニック院長
杉山 義樹
Chapter 1 / N-NOSEと医療機関の連携の重要性

がん中央クリニックにて、N-NOSE検査後の高リスク者を受け入れる取り組みを始めようとお考えになったきっかけを教えてください。
「N-NOSE検査後の高リスク者の中には病巣が見当たらないから治療できない」といった「未治療のがん難民」の方々が存在しています。あるいは「低リスク」であっても、「がんに対する不安がある」という「未定のがん難民」の方々の受け入れ先がないという現状もあります。
そうした方々には、何らかの健康上の課題や不安があることは確かですので、少しでも安心につながるような対応や選択肢をお示しすることが大切だと考えています。
また、「保険診療」だけにとらわれず、他のアプローチも視野に入れることで、ご本人にとって前向きな選択や希望につながる可能性があるのではないかと思っています。
そうした方々には、何らかの健康上の課題や不安があることは確かですので、少しでも安心につながるような対応や選択肢をお示しすることが大切だと考えています。
また、「保険診療」だけにとらわれず、他のアプローチも視野に入れることで、ご本人にとって前向きな選択や希望につながる可能性があるのではないかと思っています。


N-NOSEを受けた後、次に何をすれば良いのか不安に感じた場合、どのように寄り添ってくださるのでしょうか?
低リスク・高リスクにかかわらず、精神的なサポートだけでなく、「予防」や「治療」においても、がん7つの治療原則(添付図)に基づいた対応を行います。
また、不安の背景にある無意識の葛藤に目を向けながら、ご自身が本当に望む生き方に気づいていただけるよう働きかけています。
また、不安の背景にある無意識の葛藤に目を向けながら、ご自身が本当に望む生き方に気づいていただけるよう働きかけています。



N-NOSE高リスクの方への診療で特に気をつけていることや大切にしている配慮は何ですか?
患者さん一人ひとりの考えや気持ち、人生観を尊重すること、その立場や価値観の違いを理解する「パラダイムの理解」を心がけています。
また、異なる意見や状況を受け入れたうえで、新しい解決策を一緒に考える「違いを認めて第三の案を考えること」が大切だと考えています。
さらに、患者さんの話を丁寧に聞く「アクティブリスニング(情緒的傾聴)」を行い、主観的な思いや客観的な状況の両面から同じ方法を見ていく事を重視しています。
また、異なる意見や状況を受け入れたうえで、新しい解決策を一緒に考える「違いを認めて第三の案を考えること」が大切だと考えています。
さらに、患者さんの話を丁寧に聞く「アクティブリスニング(情緒的傾聴)」を行い、主観的な思いや客観的な状況の両面から同じ方法を見ていく事を重視しています。


“早期がんの可能性”について、どのように評価し、検査や治療に結びつけていく予定ですか?
がんの早期発見があった場合は、まずは7つの治療原則を理解してもらい標準治療の治療法に適切アドバイスしてご自分で選択してもらいます。
その上で、「栄養」「免疫」「デトックス」「メンタル」などを含む、「7つの治療原則」を組み合わせて、総合的にサポートしていきます。また、もしがんが見つからなかった場合でも、「がんがない状態が続くように」との願いを大切にし、投薬に限らず未病の段階から予防的なケアを提案していきたいと考えています。
その上で、「栄養」「免疫」「デトックス」「メンタル」などを含む、「7つの治療原則」を組み合わせて、総合的にサポートしていきます。また、もしがんが見つからなかった場合でも、「がんがない状態が続くように」との願いを大切にし、投薬に限らず未病の段階から予防的なケアを提案していきたいと考えています。

Chapter 2 / 医師としての視点から見るN-NOSEの意義

がんの専門医として、N-NOSEの科学的・臨床的意義をどのようにお考えですか?
N-NOSEは、科学的にも臨床的にも信頼できる検査であり、がんの早期発見を目指す上で非常に意義のある取り組みだと考えています。
今後は「がんは早く見つけて早く動く」という“先手必勝”の考え方が、医療のスタンダードになっていくはずです。
その中で、N-NOSEはその中心的な役割を担っていくことができると期待しています。
今後は「がんは早く見つけて早く動く」という“先手必勝”の考え方が、医療のスタンダードになっていくはずです。
その中で、N-NOSEはその中心的な役割を担っていくことができると期待しています。


検査を受ける方へ、「N-NOSEをきっかけに行動すること」の大切さをどのように伝えたいですか?
検査を受けるという一歩を踏み出すことは、大きな勇気のいることです。
その勇気を決して無駄にしないよう、私たち医療側がしっかりとサポートする場を用意しています。だからこそ、「あなたの勇気に感謝します。どうか安心してください」とお伝えしたいです。N-NOSEをきっかけに、ご自身の健康と向き合う一歩を踏み出していただけたらと思います。
その勇気を決して無駄にしないよう、私たち医療側がしっかりとサポートする場を用意しています。だからこそ、「あなたの勇気に感謝します。どうか安心してください」とお伝えしたいです。N-NOSEをきっかけに、ご自身の健康と向き合う一歩を踏み出していただけたらと思います。

Chapter 3 / 安心して相談できる医療体制の構築

今後、N-NOSEと連携する医療機関の全国ネットワークの重要性についてはどのようにお考えですか?
がんを過度に怖がらせるのではなく、医療機関の枠を超えて、医療従事者がまず「人」としての基本的な考え方や価値観を理解することが大切だと考えています。
そうした考え方を広めることで、患者さんにとって本当に役立つ医療が全国に広がっていくことを期待しています。
そうした考え方を広めることで、患者さんにとって本当に役立つ医療が全国に広がっていくことを期待しています。


“検査から治療まで一貫して安心できる体制”を築く上で、今後必要な取り組みとは何でしょうか?
医療従事者がただエビデンス(科学的根拠)に頼るだけでなく、自分で考え、広い視野を持つことが大切だと思います。
また、患者さん自身も「信頼できる医療者や医師」に出会うことが必要です。こうしたことを実現するために、「新しい形の医療施設」を早めに立ち上げることが重要だと考えています。
また、患者さん自身も「信頼できる医療者や医師」に出会うことが必要です。こうしたことを実現するために、「新しい形の医療施設」を早めに立ち上げることが重要だと考えています。

Chapter 4 / 発明から10年に寄せて

HIROTSUバイオサイエンス社への、今後の期待をお聞かせください。
苦節十年だったことと思いますが、確実に医療の変化は訪れていると感じます。
「治す医療」から「予防する医療」への移行は間違いない流れであり、「存在診断」だけでなく「質的診断」にもつながることで、医療業界におけるイノベーションの火種になっていってほしいと願っています。
「治す医療」から「予防する医療」への移行は間違いない流れであり、「存在診断」だけでなく「質的診断」にもつながることで、医療業界におけるイノベーションの火種になっていってほしいと願っています。

PROFILE


名古屋がん中央クリニック院長
杉山 義樹
- PROFILE -
「心と体の両面から支える医療」を理念に、がんの予防から再発防止まで、標準治療にとらわれず、栄養・免疫・メンタルも含めたチーム医療を実践されています。